東京女子医科大学東医療センター 日暮里クリニック
日暮里クリニック

治療医紹介

治療医
島川 武

私が在籍する東京女子医科大学東医療センター外科では、以前より免疫細胞療法の有用性に注目し、取り入れてまいりました。
2002年には、現在の日暮里クリニックの前身でもある東京女子医大付属田端NSKビルクリニックに外科細胞治療部門を開設、自由診療として、開院以前の症例も合計すると現在までに750例以上の投与を経験しています。
治療の多くは進行がんの治療で、手術不能な高度進行がん、あるいは多発転移の再発がん等、他の治療が無効または不可能な例に対し、免疫細胞療法を併用した集学的な治療を実施してまいりました。病期が進行しているケースのため奏効率は良好ではありませんが、腹水の減少、食欲の改善、意欲の向上など多くの症例で経験しました。また、抗がん剤との併用において、その有害事象の軽減効果は、がん治療を行う患者さんにとって非常に有用になったと感じています。

本療法によって、最も効果が期待されるのはがん切除後の再発予防です。
がんは、目に見える腫瘍を完全に切除したとしても、月日の経過によって再発転移してくることも少なくありません。
こういったケースの場合は、原発巣が発見された時点で、微小ながん細胞が遠隔転移を起こしていることが考えられます。このため、近年では、切除後の生存率向上のために、目に見えないがん細胞が体内のどこかに残っていることを想定して、これら微小ながんをたたくために「術後補助化学療法」を行うのが一般的となってきました。我々は、90年代よりこの術後化学療法に免疫細胞療法を併用する取り組みを開始しております。この目的で治療を行うケースは少ないですが、期待通りの効果を維持しています。
免疫細胞療法は、がんに対して、過去の臨床研究で科学的根拠が示された通り、術後再発予防に最も効果ができる治療です。しかし、実際にはそうした症例での施行は少なく、高度進行、あるは再発がんに対してその効果が期待されています。
免疫細胞療法は、体外で活性化、増幅させた免疫細胞を体内に戻し、がん治療の効果を高める治療です。副作用が少なく、がんと闘うための基盤となる免疫の働きに作用する治療法です。
今後も、既存の治療法と免疫細胞療法を組み合わせ、これらの効果を客観的に判断、評価し、患者さんのQOLを維持しつつ、効率よく治療を行えるよう努めていきたいです。

治療医経歴

年月 詳細
1985年 新潟大学医学部卒業
1985年 東京女子医科大学附属第二病院外科入局
1987年 東京女子医科大学附属第二病院 助手
2004年 東京女子医科大学附属第二病院 講師

所在地・診察時間

東京都荒川区西日暮里2-20-1
サンマークシティ
日暮里ステーションポートタワー4F・5F
TEL:03-3805-7772
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