株式会社リンフォテックは中国解放軍307医院及び北京龍宝科技発展有限公司との活性化自己リンパ球療法に関する共同臨床研究契約に調印しました

調印式の概要
2015年6月28日(日)の午前10時より北京市の釣魚台国賓館において、株式会社リンフォテック、中国解放軍307医院及び北京龍宝科技発展有限公司の三社が、活性化自己リンパ球療法に関する共同臨床研究契約の調印式を行いました。調印式には、株式会社リンフォテックより、活性化自己リンパ球の培養方法(“関根法”)を開発した取締役会長の関根暉彬及び代表取締役社長の船本宏幸が、中国解放軍307医院より陳虎主任が、また北京龍宝科技発展有限公司より張鳳春総経理が出席し、共同臨床研究契約に調印した後、三社の代表が笑顔で握手を交わしました。

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共同臨床研究の内容
株式会社リンフォテックは、中国解放軍307医院及び北京龍宝科技発展有限公司と連携し、北京市内の病院において、がん患者様(肝細胞がんまたはグリオブラストーマ)における活性化自己リンパ球療法の術後の再発予防効果を検証します。リンフォテックは各患者様より採取された血液を用いて活性化自己リンパ球の培養を、中国解放軍307医院はがん患者様に対する活性化自己リンパ球を用いた治療を、北京龍宝科技発展有限公司は北京市におけるリンパ球培養施設の管理運営を、それぞれ担当します。

具体的には、肝細胞がん(30人)またはグリオブラストーマ(10人)に罹患したがん患者様のがん摘出手術後に、隔週で6回活性化自己リンパ球を投与し、4回目及び6回目の投与が終了した後、QOL (Quality of Life)、血液生化学的パラメータ、病巣部の画像などを調べ、活性化自己リンパ球のがん再発予防効果を評価します。


釣魚台国賓館(ちょうぎょだいこくひんかん)
北京市海淀区甘家口にある施設で、中華人民共和国成立10周年を記念した十大建築の一つ。名前の由来は、金の皇帝、章宗が同地の池に釣り場を設けたことによる。敷地は、南北1km、東西0.5km、総面積42万m²。湖水部分の面積は5万m²。建物の総床面積は16.5万m²。
1958年の大規模な増改築により、国内外の政府高官を宿泊させるための施設として整備され、2000年頃までは国内外の賓客のための迎賓館として使われていたが、現在は一般にも開放している。