活性化自己リンパ球療法

活性化自己リンパ球療法

活性化自己リンパ球療法とは

活性化自己リンパ球療法とは、患者様本人の血液(約30cc)から、リンパ球を分離し、約1,000倍に活性化増殖させ、 体内に戻すオーダーメード療法であり、
(1)がんの再発予防 (2)がんの進行の防止 (3)QOLの改善に効果が期待できます。
人の体内では常にがん細胞が生まれていますが、自然に備わった免疫力でがん細胞が増殖するのを防いで います。このがん細胞の増殖を抑える役割を担っているのが「リンパ球」であり、がんなどの悪性の細胞を排除します。
様々な理由により、免疫力が弱まってくると、がん細胞の増殖を抑える力が弱まり、がんが大きくなっていきます。
活性化自己リンパ球療法は患者様のリンパ球を活性化増殖させ、体内に戻すことで、弱まった免疫力を回復させます。 この免疫力を回復させることで、がんと戦う力が高まります。

活性化自己リンパ球療法の開発

1980年代初め、アメリカ国立がん研究所(NCI)のローゼンバーグ博士らのグループは、がん患者から大量のリンパ球を採取し、大量のIL-2(細胞活性物質)で数日間刺激した後、大量のIL-2と共に点滴で戻す免疫細胞療法を行ないました。この療法はLAK療法と呼ばれ、活性の中心はおもにNK細胞でした。
この療法は、期待したほどの効果もなく、IL-2による副作用も強く、さらに患者からの大量のリンパ球の抽出は身体的負担も大きいことから、その後この治療そのものは中断され、LAK療法は効かないという烙印を押されました。
1980年代後半、当社代表取締役の関根が国立がんセンター時代、ローゼンバーグ博士の経験を踏み台にして、30ccの血液からリンパ球を分離し、約2週間で1,000倍以上に増やす方法を開発しました。関根は、増殖したリンパ球を、活性化自己リンパ球と命名しました。この方法は、少量の血液からリンパ球を大量に培養できるため、採血による身体的負担が解消され、さらに培養方法を改良することにより、リンパ球投与時における副作用もほとんどなくなりました。現在ではこの培養方法をさらに改良し免疫細胞療法の元祖として培養法を完成させました。

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活性化自己リンパ球療法の応用

関根らは、臨床的な効果を検証するため、肝臓がんの手術後の再発予防、という目的で臨床試験を実施しました。肝臓がんはたとえ根治的に手術できても短期間に高い確率で再発をきたし、手術後3年で70%再発することが知られています。活性化リンパ球投与により再発率を抑えることができれば、患者様にとって大きな希望になると考えました。
基礎研究レベルでは、活性化自己リンパ球が肝がん細胞を攻撃する活性(殺細胞活性)が高率であることがわかっており、それまで実際にステージⅣという進行した肝臓がんの症例に対して活性化自己リンパ球を投与したところ、再発なく5年以上生存した例もありました。こうしたことから、活性化自己リンパ球療法に肝臓がんの発生を抑える効果が期待できるのではないか、という見込みがありました。
5年間の無作為比較試験の結果、活性化自己リンパ球治療によってがんの無再発生存率は約20%改善され、統計学的に明らかな有効性が確かめられました。この結果は、英国医学雑誌「Lancet」に掲載され、世界の医学会において、活性化自己リンパ球療法が、科学的に根拠のある治療法として認められました。免疫細胞療法に関する症例報告は学会等で数多くおこなわれていますが、エビデンスとして信頼度の高い無作為比較試験で治療効果を証明したのは、LANCETに掲載されたこの論文だけです。
提携医療機関の白山通りクリニックにおいて、現在までに様々ながん種で3,000症例を超える治療実績があります。

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