活性化自己リンパ球療法は有効性が科学的に証明された療法です

活性化自己リンパ球療法の有効性を科学的に証明

免疫療法という言葉から、体内の免疫力を上げるための治療と解釈され、自然治癒能力の向上を目的とした健康食品や民間療法と混同されることがありますが、そうではありません。

免疫細胞療法は、国立がんセンターをはじめ県立がんセンター、大学病院などで臨床研究、基礎研究がおこなわれている最新の現代医学の一つです。
しかしながら免疫細胞療法は断片的なイメージから「有効だと裏づけられた療法は、日本にはまだない。」 「科学的根拠を有さない療法」「保険適応でないのは有効性を証明できないから」などの指摘を受けることがあります。

私どもが実施している活性化自己リンパ球療法は、国立がんセンター研究所にて関根博士が培養法を確立後、その効果について大規模な臨床研究※1を実施し、有効性の確認を行っております。

また、この研究のエビデンスレベルの高さから 肝臓がん診療ガイドラインにおいて構造化抄録として非常に参考になるといったコメント共に取り入れられています。

現在、免疫細胞療法は多くの医療機関で実施されておりさまざまな療法に分岐しています。私どもが実施している活性化自己リンパ球療法はこれら免疫細胞療法の基盤でもあり、統計学的に有効性を証明した科学的根拠のある唯一の療法※2です。

※1
肝臓がんの手術後の再発予防、という目的で臨床研究(無作為比較試験)を実施しました。
肝臓がんの患者さん(150例)の術後に再発予防目的に活性化自己リンパ球療法が実施され(リンパ球投与群76例、非投与群74例)、5年無再発率において非投与群が23%の無再発に対し、リンパ球投与群は41%と両群間に18%の差が確認できました。また、リンパ球投与群は、術後2年までの早期再発が少なく、再発までの期間が非投与群平均1.6年に対しリンパ球投与群2.8年と1.2年遅らせることが確認され、統計学的に明らかな有効性が確かめられました。この結果は、英国医学雑誌「Lancet」2000;356:802-07に掲載され、世界の医学会において、活性化自己リンパ球療法が、科学的に根拠のある治療法として認められました。

※2
免疫細胞療法に関する症例報告は学会等で数多くおこなわれていますが、エビデンスとして信頼度の高い無作為比較試験で治療効果を証明したのは、LANCETに掲載されたこの活性化自己リンパ球療法だけです。