89才、男性

胃がんステージ4・大きさ 4cm。出血があり、フォトダイナミックセラピィ(PDT)による胃がん治療は、期待した効果が現れませんでした。

活性化自己リンパ球療法(免疫療法)による治療を毎週1回の頻度で5回行い、3回目の治療時に同時にPDTによる胃がん治療を行いました。これを1クールとして、合計で2クールの胃がん治療を行いました。

活性化自己リンパ球療法とPDTによる胃がん治療での副作用は認められませんでした。治療前(図1)に比べて、活性化自己リンパ球療法とPDTによる胃がん治療後(図2)では、矢印に示される所(図1)の部分的な消失が認められました。

胃がん治療開始から14ヶ月目に心疾患によりお亡くなりになりました。

高齢で手術が行えないような場合、フォトダイナミックセラピィ(PDT)と活性化自己リンパ球療法の胃がんの併用治療は、有効な治療であると考えられます。

International Journal of Gastrointestinal Cancer,32 139,2002 から抜粋致しました。

胃がん(胃腫瘍) 症例1その他の症例を見る

  • 石川金沢聖霊総合病院
    住所
    富山県富山市呉羽町7187-2
    院長
    土屋 晴生
  • 北海道SAM CLINIC
    住所
    北海道札幌市厚別区上野幌三条6丁目5-6
    院長
    清水 研吾