癌についての説明

癌は、もともと本人の細胞です。細胞に変異を誘発するような化学物質、紫外線等によって遺伝子の一部が破壊あるいは変異すること、またはウイルスの感染あるいは、これらの要因が絡み合うことによって癌ができてきます。遺伝子解析技術の進歩により、既に多くの癌遺伝子や癌抑制遺伝子が発見されており、これら遺伝子自体や遺伝子の発現をコントロールすることによって、癌を治す試みが行われています。しかしながら、癌は、もともと本人の細胞で何年もの時間かけて免疫系による排除を逃れてきており、種々の原因により癌は誘発されますので、現時点では、全ての癌を治す事はできていません。そのため、癌抑制遺伝子を使用した遺伝子治療や免疫細胞(リンパ球など)を使用した細胞治療の研究が行われています。

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