大腸がんについて紹介しています。
- 大腸がんは、長さ約2mの大腸(結腸・直腸)に発生するがんです。
大腸がんは、早期に発見できれば完治に至る可能性が高くなりますが、一般的に早期には自覚症状はありません。 - 大腸がんのスクリーニング(検診)の代表的なものは、大便の免疫学的潜血反応です。この検査が陽性でも「大腸がんがある」ということではありませんが、それを疑う根拠になります。また逆に、陰性でも「大腸がんはない」ともいえません。健康な集団の中から、大腸がんの精密検査が必要な人を選び出す最も有効で負担の少ない検査法です。
- 大腸癌取扱い規約によるステージ分類は、がんの浸潤の度合い=壁深達度(T:がんの深さ)とリンパ節転移(N)、遠隔転移(M)の程度で決まり、これら3要素を組み合わせて0、I、II、IIIa、IIIb、IVの6段階に分類されます。
- 大腸がんの治療は、手術による切除が基本で、早期でも手術が必要な場合があります。がんのある腸管とリンパ節を切除します。リンパ節を切除(リンパ節郭清)する範囲は、がんの部位と手術前に予測した進行度を考慮して行われます。
- 転移とは、がん細胞が血液やリンパ液の流れに乗って他の臓器に移動し、そこで成長したものをいいます。
大腸がんではリンパ節や肝臓や肺への転移が多くみられます。
手術で全部切除できたように見えても、その時点ですでにがん細胞が他の臓器に移動している可能性があり、手術した時点ではみつからなくても、時間がたってから転移として表れることがあります。 - 大腸がんと免疫療法(活性化リンパ球療法)について、がん取扱い規約やガイドラインなどを基に現在作成しております。
公開まで今しばらくお待ちください。