がんの治療法は一般的に以下の療法に大別されます

①手術 ②化学療法 ③放射線療法 ④免疫療法

④の免疫療法(活性化自己リンパ球療法)は第4の治療法といれていますが、4番目に選択する療法ではありません。

がんと診断された時、標準治療が第一選択となりますが、その際、免疫療法も選択肢に入れることが重要です。リンパ球療法単独での治療も可能ですが、免疫療法と標準治療(①手術 ②化学療法 ③放射線療法)を組み合わせることで、治療の相乗効果を期待することが出来ます。

免疫療法は患者さん自身の細胞を用いるため、副作用が軽度の微熱等のみで、身体に優しい治療法であり、患者様のQOLを損ねることはありません。また、ほとんどのがん種に適応できます。

手術後の治療として

手術でがんを完全に切除したと言われると、がんが治ったと感じてしまいますが、目に見えない小さいがんが残存もしくは、他の部位にすでに転移しているなどして、数年後再発が起こる場合が少なからずあります。
その割合は手術した時のがんの進行度に依存します。

手術後、この再発を未然に防ぐことが、がん治療を行う上で非常に重要になってきます。

免疫療法は、手術後の再発予防を目的として行った場合に最もその力を発揮できる治療法です。

当社取締役会長の関根博士が行った臨床研究により、手術後の肝臓がんの再発率の減少、生存期間の延長が科学的に証明され、論文として発表されています。

論文の要約はこちら

手術でがんを完全に切除した後、できるだけ早い時期に活性化自己リンパ球療法を行うことは、再発・転移を防止する可能性を高めることになるため、効果的な治療の一つと考えています。

当社ではリンパ球の凍結保管技術がありますので、手術後、タイミングよく治療を開始するため、手術前に採血をして、リンパ球を保管することをお勧めします。

①早期がん(Ⅰ~Ⅱ期)の場合
がんの再発予防、転移のリスク低減、重複がんの予防に期待できます。

②進行がん(Ⅲ~Ⅳ期)の場合
がんの進行を遅らせること、患者様のQOLの改善に期待できます。

抗がん剤との併用

抗がん剤は増殖の速いがんに効きやすく、活性化自己リンパ球療法は増殖の遅いがんに効きやすいと言われていますので、併用することでお互いの弱点を補完する相乗効果が期待できます。

また、抗がん剤で弱ったがん細胞を最終的に攻撃するのがリンパ球です。
そこで、活性化自己リンパ球療法でリンパ球を補うことにより、効率よくがん細胞を排除できます。

さらに、抗がん剤はがん細胞とともに正常細胞も攻撃するので副作用が表れる事がありますが、活性化自己リンパ球療法は副作用によるリスクが少なく、抗がん剤と併用することで、免疫力を高めて副作用を軽減させる効果も期待できます。

抗がん剤はリンパ球にもダメージを与えます。抗がん剤治療中でも活性化自己リンパ球療法は行えますが、抗がん剤治療が進まない早い時期から活性化自己リンパ球療法を始めることをお勧めします。
当社ではリンパ球の凍結保管技術がありますので、抗がん剤治療前に採血をして、元気なリンパ球を保管することをお勧めします。

放射線療法との併用

放射線はがん細胞だけでなく、正常な細胞にもダメージを与えます。しかし、正常細胞とがん細胞を比べるとダメージから回復するペースは正常細胞の方が早くなります。その回復の差を利用して分割して放射線を当て、結果としてより大きなダメージをがん細胞に与えていくのが、放射線治療です。

放射線でダメージを受けても、生き残ったがん細胞が、しばらくしてまた大きくなってくる場合が少なからずあります。

このダメージをうけて生き残ったがん細胞を最終的に攻撃するのがリンパ球です。
そこで、活性化自己リンパ球療法でリンパ球を補うことにより、効率よくがん細胞を排除できます。

放射線治療はリンパ球にもダメージを与えます。放射線治療中でも活性化自己リンパ球療法は行えますが、放射線治療が進まない早い時期から活性化自己リンパ球療法を始めることをお勧めします。
当社ではリンパ球の凍結保管技術がありますので、放射線治療前に採血をして、元気なリンパ球を保管することをお勧めします。

標準治療をレンガに例えると免疫療法はセメントです

標準治療と免疫療法の二つが組み合わさることで、がんに立ち向かう壁ができるのです。
標準治療と免疫療法の二つが組み合わせ