再生医療等の安全性の確保等に関する法律に規定された「特定細胞加工物製造許可」の取得について

東京都江東区冬木18-4
株式会社リンフォテック
代表取締役 船本 宏幸
問い合わせ先 経営企画部長 中村 正徳
電話番号 03-3630-2530

株式会社リンフォテックは、平成27年6月4日付で関東信越厚生局長より、「特定細胞加工物製造許可」を取得しましたので、お知らせ致します。これにより、当社は特定細胞加工物製造事業者として、医療機関から再生医療等に用いる細胞等の培養加工の受託が可能となりました。

平成26年11月の「再生医療等の安全性の確保等に関する法律」の施行により、再生医療等で用いる細胞等の培養加工を企業が受託することが可能となりました。(本法律により、企業が細胞等の培養加工を受託するためには、法で定める構造設備基準や製造管理・品質管理の基準を許可要件として満たす必要があります。)

本法施行前では、再生医療等に用いる細胞等は治療実施医療機関内で培養加工を行う必要があり、各医療機関は、再生医療等の提供を行うためには、細胞培養加工施設を自ら設置するための多大な設備投資を必要としてきました。しかし、今後は当社で治療実施医療機関から培養加工を受託することが可能となり、医療機関が多大な設備投資を負担する必要がなくなります。

これまで、当社は、会長である関根暉彬が国立がんセンター在籍時に開発した、活性化自己リンパ球療法“関根法”の普及に努め、今日では、多くの医療機関が“関根法”に基づき独自に細胞の加工を行い、患者様に提供されるようになりました。今回の特定細胞加工物製造許可取得を契機に、全国の多くの医療機関で行われている活性化自己リンパ球療法に使用する細胞の加工を、開発者である関根の技術を継承している当社自らが受託し、培ってきたノウハウにより、高品質の活性化自己リンパ球を提供したく考えております。その結果として、個々の医療機関で提供される活性化自己リンパ球療法の質が向上するよう努め、がん免疫細胞療法の普及拡大およびがん患者様の治療に貢献してまいります。

以上